匂いフェチ - 性癖研究

匂いフェチがきっかけで危ない橋を渡りかけたことも!でも匂いをかぐことだけは譲れません!!

わたしは極度の「匂いフェチ」です。ただ世の中には同じように「好きな香り」があったり、「好きな人の匂いならなんでも好き!」といった匂いフェチの人も多いかと思います。わたしもそういった匂いフェチの方々の中の一人ですが、そのことについて熱く語ってみようかと思います。

わたしが自分が匂いフェチだと気付いたのは本当に最近の事です。ただ、昔からよく匂いには敏感な体質であったことは確かなようです。山奥の田舎に住んでいたこともあり、季節の変わり目にはかならず「もうすぐ春が来そうな匂いがする!」と言ってみたり、近所の家の換気扇の前で「今日はサバの塩焼きやな」とその日の献立を当ててみたり、自然と多くの匂いをかぎ分けられるようになりました。

中学生になり、親の転勤で少し都会の中学へ引っ越したところ、周りに自分と同じような嗅覚をもった人がとても少ないということに気づき、もしかしたら自分はとても鼻がいいのではないかと思うようになりました。この嗅覚のおかげで「もうすぐ雨が降りそう」とか、「今日は寒くなりそうな匂いがするから厚着していこう」などと生活の中で大いに役立てられる事が増えました。それは私の家族や友達からもとても重宝されていました。

しかし、嗅覚が優れていることはいいことばかりではありませんでした。特に辛かったのが「頭痛」のとき。わたしは気圧の変化にもとても敏感で、雨が降る前は必ず頭痛がします。それは気圧の変化と共に、雨が降る前の匂いがとても苦手だったからです。人一倍先に「あ、雨が降りそう」と気付いてしまうとすぐに頭痛がやってきます。また、そんなときにどこからかカレーの匂いがしたり、強い香水の香りがするともう頭はパニック状態です。よく鼻をつまんでやり過ごしていました。そういう経験をするたびに「なんでこんなに匂いに敏感なんや!」と悩んだりもしました。

その後、私は順調に高校へと上がり、大学生となりました。そこで1年間の留学へ行くことになりました。その留学のカリキュラムでホストファミリーの家にお世話になる事になったのですが、わたしはまさかのホストファザーに恋をしてしまいました。そのきっかけは、わたしが学校へ遅刻しそうになり、たまたまホストファザーにバイクで送ってもらうことになり背中にしがみついたとき、今までに嗅いだことのない香りがしたのです。今となれば、外国製の洗濯洗剤か何かの匂いだったと思うのですが、当時はあまりなじみがなく、とても新鮮な気持ちになりました。また、そのホストファザーの見た目がすこしふくよかで、あまり良い匂いがしそうにないイメージだったので、色んなギャップから恋に落ちてしまったのです。

しかし相手は子供が2人もいるし、結婚もしていてママには毎日お世話になっているし、これはどうしようもない恋だと思いつつも、匂いをかぐとキュンっとしてしまう毎日でした。結局わたしはこの1年間で、無事危険を冒すことはありませんでしたが、その2年後、就職した職場で同じ匂いの男性を見つけてしまいました。その人はわたしよりも20歳も年上で、もちろん既婚者でした。ただ前回と違っていたのは、相手も少しわたしに興味を持っていたということです。もとから女性が少ない職場で、そこで働いている女性といえば長年みんなのお世話をしている事務のおばちゃんくらいしかいないような小さな会社でした。

そんな職場に、新卒の若い女性社員が入ったきたとなれば、よほどでなければ大歓迎されます。わたしも当時は付き合っている人がおらず、「良い人がいたらな~」程度に探していたときなので、匂いだけでビビっときてしまったその人の事が気になるようになりました。匂いフェチあるあるだと思いますが、残り香でだれがそこにいたか分かる事がありますよね?わたしはまさにそんな感じで、数分前に同じ場所にいたのか、と思うだけで嬉しくなりました。その相手にも冗談半分で「さっきまで○○にいてましたよね?匂いで分かるんです!」とアピールをしたこともありました。

最初のころは「相手は既婚者やし・・・」と自己嫌悪に陥ることがありましたが、ある日相手からご飯に行こうと誘いを受けました。わたしは嬉しいのが半分と、複雑なのが半分なのと、すごく微妙な気持ちになりましたが、その1回のご飯をきっかけに月に1回はプライベートで会うようになってしましました。

その人も、仕事柄いつも汗をかいて作業しているような人なのですが、それにも関らず洗濯物の良い匂いがするので、そのギャップが匂いフェチのわたしにはたまらない存在でした。約1年ほどそういう関係が続きましたが、わたしは実家の都合で退職することになり、なかなか会うのが厳しい距離になったのでお別れをしました。

その後、新しい職場で素敵な人に出会い、去年結婚をしました。その人は同じ洗剤の香りはしませんが、逆にもう二度とあの匂いには出会いたくないと思いました。今は大好きな旦那さんの匂いをたくさん嗅いで毎日癒されています。匂いフェチをきっかけに体験した貴重な思い出でした。