泡子の風俗体験記

元ソープ嬢が見た。
番外編

元ソープ嬢、泡子です。
私がソープ嬢になるまで、風俗嬢ってどんな娘なの?
オキニに好かれるには‥。
などをツラツラ書いていく第8回目です。
今回はちょっと番外編的な感じで泡子の1日だけ体験してきた事を書きます。

そもそも私は風俗最初のお店がピンサロでして、ピンサロ自体が水商売だと思っていました。

風俗嬢をしながら「いつか本物の水商売。キャバクラとかで働いてみたいな」と考えていたことがあり、思いきって近所のたぶんキャバクラじゃないかな?と思われるお店に面接に行ってみたことがあります。

場所は23区内の下町にある裏路地。
店の壁には女性募集中と書いてあったので「ついに私もキャバクラデビューするわよ」と鼻息荒く電話してみました。

電話に出たのはしゃがれた声のお姉様。
「あ‥。あの!女性募集の張り紙見てお電話させていただきました泡子ともうし‥」
私が言い終わらないうちにお姉様が「面接希望ね。今からこれる?スカートで来てね。」と今すぐ面接に来いと言い出し、なぜかスカート希望。
でも、これで憧れのキャバクラ嬢デビュー出来ると思い、二つ返事で面接に駆けつけました。

息を切らしながらも店のドアを開けるとそこに広がるのは、キラキラ輝く照明や高級ボトル。頭をモリモリさせたキャバクラ嬢!

ではなく、薄暗い照明、安っぽいウィスキーのボトル。初老のマダムと小太りな姉さんでした。

「あら。早いわね。あんた若いから合格!今日から働いてくれる?スナックの経験はあるの?」

スナック?
お菓子?
キャバクラは?

そうです。薄々お気づきかと思いますが、キャバクラではなく場末のスナックだったのです。

「スナック‥は初めてです。前は風俗してました。」
包み隠さず風俗嬢だったと言うと、
「泡子ちゃん風俗なんてもう働いたらダメよ!とりあえず時給は1200円ね。慣れたら同伴もしてね。」
じ‥時給1200円!?

泡子、風俗では時給計算すると1万円近く貰っていたのですが‥。

時給を聞いてすでにテンションは下がり、その日呑みに来たおじいちゃんの戦争体験を聞かされ、閉店後になぜかトイレ掃除をさせられヘトヘトになり1200円×5時間分の給料6000円を日払いしてもらい、そのお金でコンビニで高収入求人誌を購入して家に帰りました。

そして翌日場末のスナックにお断りの電話をして私の水商売人生は幕を閉じました。

入店した店が悪かったのか、それとも水商売とはこんなものなのか分かりませんが、私には風俗の方が肌に合っていました。

あの夜買ってきた高収入求人誌で良さげな風俗に面接に行き、ソープ嬢泡子が誕生したのでした。